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横浜ビー・コルセアーズ

2022-23シーズン

アスレティックトレーナー

宮川 楓 様

掲載日:6月27日

宮川 楓 様
具体的な仕事内容を教えてください
練習や試合の前は、選手の怪我の予防のためのテーピングやエクササイズ補佐に加え、選手の体調やコンディションチェックを行っています。練習中は主に選手の動きを見たりリハビリ補佐をしたりしていますが、試合中には選手のドリンク補充とその他選手個人の必要な物を用意することで緊急事態にもすぐ対応できるようにしています。
練習や試合の後には、必要な選手にはケアを行い、怪我の対応や身体のコンディションを整えています。また、新しい体育館を使用する時にはAEDの場所やEAPの確認を欠かさないようにしています。ヘッドトレーナー、PT(理学療法士)、ドクターとのコミュニケーションはもちろん、他のチームスタッフともコミュニケーションをしっかり取ることでチームがベストな環境で動けるように心がけています。
仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?また、どのような時に信頼を得られたと実感しますか?
選手からの信頼を得られたときにやりがいを感じます。
私はまだトレーナーとして働き始めて2年目でまだまだ知識と経験は少ないですが、その中でも自分の行ったケアやアプローチ方法で痛みの緩和や
可動域の改善に繋がり選手からまたやってほしいと頼まれた時は嬉しいです。
また、怪我や体調についてしっかりとした「会話」を行ってくれたときにも実感します。
どうしてこのケアが必要なのか、どうしてこの怪我が起きやすいのか、選手自身から質問をしてくれて、
一方通行ではなく会話のキャッチボールができたときは信頼を感じます。
選手とのやり取りの中で印象に残っているエピソードを教えてください
外国籍含め選手全員がケアをした時などに毎回感謝を伝えてくれることです。
資格を取得してよかったことはどのようなことでしょうか
資格は自分の立場やできることを証明してくれるため、トレーナー同士でコミュニケーションをとる上で自分の価値を示す一つの手段となってくれます。
スポーツ分野での活躍を目指す高校生に対してアドバイスやメッセージをお願いします
選手も個人差があったり、トレーナーの中でもたくさんのアプローチの仕方があるため、この仕事に「正解」はないと思っています。だからこそその場その場で自分がいかにベストな対応ができるかが大事であるため、常にインプットとアウトプットを行っていける姿勢を今のうちから持てると良いと思います!
本校では専門知識に加えて、ビジネスマナーやITスキル、コミュニケーション力を磨き「人の気持ちをくみ取る力」「効果的に物事を処理する力」などの総合力を身につけます。このようなスキルがある人材に対して期待することを教えて下さい
様々な情報が溢れる中で、誤った情報に左右されることなく自分の意見や価値を世間に伝えていってほしいです。また常に周りの人とコミュニケーションを取ることを忘れずに、将来トレーナー業界で新しいムーブメントを一緒に作っていってくれることを期待しています。
本校へ期待していることを教えてください
現状、アスレティックトレーナーはまだまだ世間的認知度が低いです。今回新学科が開講されるということで、トレーナーの母数増加と世間への知名度アップを期待しています。また、ケガへの対処のクオリティの向上やトレーナーの働きやすい環境が作られていくことで、将来的に日本スポーツ界の更なるレベルアップにつながってほしいと思っています。